時計図鑑
AUDEMARS PIGUET · ROYAL OAK

ロイヤルオーク

「ステンレスの高級時計」という分野を切り開いた、八角形の原点。

登場
1972年
デザイン
ジェラルド・ジェンタ
ブランド
オーデマ ピゲ
創業
1875年

物語

1972年に発表されました。デザインはジェラルド・ジェンタで、潜水ヘルメットから着想したとされる八角形のベゼルと、表から見える 8 本の六角ネジが特徴です。発表前夜のうちに描き上げたという逸話があります。

ステンレスなのに金の時計より高い値段で、当初は驚きをもって迎えられました。初代 5402ST は 39mm で、のちに「ジャンボ」と呼ばれます。名前は英国海軍の艦名ロイヤルオーク(王を匿った樫の木にちなむ)から取られました。

1990年代の 14790 などの 36mm、2010年代の 37mm の 15450 と 41mm の 15400、50周年の 2022年に出た 16202(ジャンボ)や 15510 など、サイズと世代が多い系統です。

見どころ

  • 8 本の六角ネジで留めた八角形のベゼルと、その下にのぞくガスケット
  • 格子柄の「タペストリー」文字盤(プチ/グランド)
  • ケースと一体になって先細りになるブレスレット
  • ブラッシュ仕上げと面取りの鏡面の組み合わせ

選ぶときのポイント

  • ベゼルとブレスは研磨で角が甘くなりやすい部分です。エッジの立ち方と、ネジの向きがそろっているかを見ましょう。
  • 型番の接尾辞が素材です(ST=ステンレス、OR=ピンクゴールド、BA=イエローゴールド、BC=ホワイトゴールド)。
  • ブレスの余りゴマの数で、手首に合うかと価格が変わります。
AUDEMARS PIGUET

オーデマ ピゲ

創業 1875年ル・ブラッシュ(スイス・ジュウ渓谷)

時計の里ジュウ渓谷で、創業家がいまも経営する。ロイヤルオークの生みの親。

1875年、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲが、時計づくりの里として知られるジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業しました。複雑機構を得意とし、創業家がいまも経営に関わる独立系のメゾンです。

1972年のロイヤルオークで「高級なステンレスのスポーツウォッチ」という分野を切り開きました。1993年には大ぶりのロイヤルオーク オフショア、2019年には丸型の新しいコレクション CODE 11.59 を出しています。

ロイヤルオークロイヤルオーク オフショア複雑時計(永久カレンダー・トゥールビヨン)

一般に知られた資料をもとにした要約です。年代は目安で、個体の仕様は出品ページや保証書で確かめてください。