時計図鑑
PATEK PHILIPPE · NAUTILUS

ノーチラス

船の舷窓から生まれた、ラグジュアリースポーツの象徴。

登場
1976年
デザイン
ジェラルド・ジェンタ
ブランド
パテック フィリップ
創業
1839年

物語

1976年、ロイヤルオークも手がけたデザイナー、ジェラルド・ジェンタのデザインで登場しました。船の舷窓(ポートホール)をかたどったケースで、両脇に張り出した「耳」が特徴です。時計の見本市の会場近くの食堂で、数分で描き上げたという逸話が残っています。

初代 3700/1A は約42mm と当時としては大きく、のちに「ジャンボ」と呼ばれます。1981年にはひと回り小さい 3800/1A が加わりました。

2006年の 5711/1A が大きな人気を集め、2021年の生産終了は話題になりました。相場は時期によって大きく動きます。

見どころ

  • 舷窓をかたどった、角の丸い八角形のベゼルと両脇の「耳」
  • 横方向の凹凸(ボーダー)が入った文字盤
  • 薄いケースと一体型のブレスレット
  • ブラッシュ仕上げと鏡面の組み合わせ

選ぶときのポイント

  • 古い世代はブレスの伸び(コマのガタ)と、研磨でケースの角が丸くなっていないかを見ましょう。
  • 保証書の日付と付属品で価格差が大きいモデルです。
PATEK PHILIPPE

パテック フィリップ

創業 1839年ジュネーブ(スイス)

世界三大時計ブランドの筆頭に数えられる、ジュネーブの家族経営のメゾン。

1839年、ポーランド出身のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックがジュネーブで時計づくりを始めたのが起こりです。1845年、リューズで巻き上げと時刻合わせをする仕組みを考えたフランス人の時計師アドリアン・フィリップが加わり、1851年に「パテック フィリップ」となりました。

1932年からスターン家が経営し、いまも家族経営の独立した会社です。永久カレンダーやミニッツリピーターなどの複雑時計で知られ、2009年からは独自の品質基準「パテック フィリップ・シール」をすべての時計に掛けています。

「自分のものにするのではなく、次の世代のために預かっている」という趣旨の広告で知られるとおり、長く使い継ぐ時計として語られることが多いブランドです。

複雑時計(永久カレンダー・ミニッツリピーター)カラトラバ(丸型ドレスウォッチの原型)ノーチラス・アクアノート(スポーツ)

パテック フィリップのほかのモデル

一般に知られた資料をもとにした要約です。年代は目安で、個体の仕様は出品ページや保証書で確かめてください。